本当に難聴の人は、普通の声では聞こえにくい
先日、「難聴の人の耳元で大声で話すのはダメ!」という記事を書きました。
理由としては、老人性難聴の方では、聴覚補充現象(リクルートメント現象)があるために、ある一定以上の音の大きさになると急激にうるさく感じるからでしたね。
実際、耳元で普通の音量で話してみたが通じない( ;∀;)
医師国家試験の解答に従い、自分も耳の遠い方には、耳元で普通の声の大きさで話すことを心掛けています。
たいていは、これで普通にコミュニケーションがとれます。
しかし、
難聴の強い方には、普通の声の大きさで話しても通じないことがあります( ;∀;)
特に、最近はマスク着用が必須ですので口元の動きを見せることもできないので、その点も一層コミュニケーションがとりずらい要因となっています。
ただ、以前お話したように、耳元で大声で話すとかえってうるさく感じるからダメなんでしたね!
ではどうすれば良いのでしょうか?
解決策1:もしもしフォン~~!!!
実習先のドクターに教えていただいたのですが、一つ目が「もしもしフォン」という商品です。
「もしもしフォン」という名前はドラえもんの秘密道具のような響きですが、、、
作りはいたって簡単。
要は
じゃばら付きの筒ですね(^^♪
ただ、その効能は侮ることなかれ、
これを使えば、高度の難聴の方でも普通の声の大きさでコミュニケーションをとることができます。
いや~、アイデア商品だと関心させられました。
ちなみに下のように伸び縮みするので、伸ばすことでベッドで寝ている患者さんともわざわざ起き上がってもあらわずにコミュニケーションをとることができます。
尚、天下のAmazonでも2000円程度で絶賛販売中です。
2000円はちょっと高いなーと思う方は、サランラップの芯とかで代替しても良いかもしれないですね。
解決策2:お絵描きボード!!!
これは、誰しも小さい頃に一度は使ったことはあるのではないでしょうか?
耳👂がダメなら、視覚👀を使う!
という感じで、これさえあれば気軽に筆談ができますね。
ちなみに最近のお絵描きボードは、四色も使えたりと、何事も進化するものだなーと関心しました。
実臨床は、教科書的学習と違っておもしろい
こんな感じで、実習では教科書や座学で習ったことだけでは通用しないことも多々あります。
例えば、肺炎の患者さんに抗生物質を投与したのはいいけど「いつ抗菌薬を止めるのか?」といった話は習わなかったりします。
なので、最近毎日「え~、これどうするんだろ?」ということに出くわしますが、指導医の先生や看護師さんなど色んな職種の方に相談しながら答えを見つけていくことに、個人的にはやりがいを感じています。
卒業したらすぐに現場で働く必要があるので、学生のうちに経験できることはたくさん学んでおきたいなと思う今日この頃です。
引き続き毎日できる範囲でコツコツ学びを深めたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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