お題「#この1年の変化 」
ハテナブログにて、「この1年の変化」というお題が募集されていたので、この1年間で変わった自分(医大生)の生活について考えてみました。
自分は5年生だったので、実習や就職活動が大きく影響を受けました。
一度に全部書くと長くなりそうなので、今回はまず実習など勉強について書いてみます(^^
臨床実習の制限が多くなった
これが、一番影響を受けました。
4月の緊急事態宣言のタイミングでは、病院での実地実習が完全に中止になりオンライン実習で代替されました。
そのため、例えば本来の外科実習であれば、実際に手術室に入って手術見学をするのが、オンラインで手術動画を見るだけになったりなど影響が出ました。
週刊誌の記事でもこの問題は取り上げられています。
学生の立場としては、記事タイトルの「不慣れな新人医師大量発生(# ゚Д゚)」という表現は頂けませんが、例年の学生より実習での経験が少ないのは事実なので、そこは甘んじて受け入れるしかないですね。
自粛期間に医師国家試験の勉強をする時間的余裕ができたので、そこをプラスに捉えたいと思います。
個人的には、自粛期間よりも、実習再開後の制限の方が影響が大きいと考えています。
例えば、これまでの救急科実習であれば、救急車で運ばれてきた患者さんの診察を学生が一部経験させていただくことができました。
しかし、新型コロナウイルス感染症の影響で、初期対応は感染リスクがあるため学生が関わることができなくなりました。
やはり、救急科実習では患者さんが病院に到着してから最初の数分の流れを体験することが非常に重要ですので、そこを十分に経験できなかったのは非常に残念だと感じています。
他にも3密にならないように、手術室や外来見学に入れる学生の人数を制限したりなど、これまでできていたことに色々と制限がかかるようになりました。
医療は座学で学ぶことも重要ですが、手技(注射・エコーetc)などは実際に見たり経験したことがあるかないかでは雲泥の差です。
実学の部分をあまり体験できずに、医師になることに対してはやはり不安はありますね💦
とはいえ、医師国家試験に通れば医師扱いになりますし、「コロナ世代は出来が悪い」なんて言われるのも嫌なので、
初期研修医になった際には、臨床実習の経験不足を補えるようにがんばりたいと思います(`・ω・´)キリッ
友達とわいわい勉強できなくなった
新型コロナウイルス感染症の影響で医大生の勉強スタイルは結構変わったのかなと思います。(所属大学によりけりだと思いますが)
受験勉強は、一定の合格枠を受験生で争うので、どうしても蹴落としあいの側面があります。
国公立ならだいたい前期の倍率は3倍~4倍程度はありますしね(^^;)
医学部出願状況 国公立大学 | 医学部入試情報2021 | 河合塾 医進塾
一方、医師国家試験は合格率が90%程度なので、友達同士で争う必要性はなく、むしろみんなで助け合って勉強するというスタンスになります。
ですので、新型コロナウイルス感染症のパンデミック以前は、医師国家試験対策の勉強はみんなで勉強部屋に集まって、お互い教え合ったり、監視し合いながらやっていくというスタイルが主流でした。
個人的にはこのスタイルは結構好きでした(#^.^#)
というのも、
医学の勉強は膨大なので、一人で黙々とやるのは精神的になかなかつらいものです。
ただ、そのつらさも友達と集まって一緒に
「こんなに試験範囲広いとかありえへん~~(# ゚Д゚)」
とか愚痴を言い合いながら、勉強する経験はなかなか楽しいものです。
また、友人と一緒に勉強することで、苦手分野をお互いに教え合ったりすることで、エピソード記憶として知識を定着させることができるというメリットもあります。
尚デメリットとしては、みんなで集まると、つい無駄話をしてしまい非効率になる点です(;^_^
まぁそれも、将来的には良い思い出になるのかもしれませんが…
新型コロナウイルス感染症の影響でこういった3密勉強法はできなくなりました。
感染防止のためには仕方ないと思いますが、みんなで集まって知的交流ができなくなるのは個人的に残念です。
先輩方はZoom勉強会とかやっていたようなので、自分も来年の国試直前はZoom勉強会をしているのでしょうか?
ワクチン接種が進んで状況が劇的に改善すれば、またみんなで集まって勉強できるかもしれないので、その可能性を期待したいと思います(^^;)
次回は、部活について書いてみようと思います!
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