精神科医を目指す医大生の備忘録

精神科に興味あるけど、どうやって勉強したらいいかわからない。という悩みを解決するために医師国家試験を解説しつつ、勉強していくことにしました!一般の方でも解けちゃったりするので、ぜひともお付き合いくださいませ!

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産業医と心理師さんの関わり方は? ~第一回公認心理師試験9月 午前 問77

問77 30 歳の女性 A、事務職。A はまじめで仕事熱心であったが、半年
前から業務が過重になり、社内の相談室の公認心理師 B に相談した。
その後、うつ病の診断を受け、3か月前に休業した。休業してからも時
折、 B には近況を伝える連絡があった。本日、 A から B に「主治医から
復職可能との診断書をもらった。早く職場に戻りたい。手続を進めてほ
しい」と連絡があった。
このときの対応として、適切なものを2つ選べ。
① AとBで復職に向けた準備を進める。
② Bが主治医宛に情報提供依頼書を作成する。
③ Aは職場復帰の段階となったため相談を打ち切る。
④ Aが自分で人事課に連絡を取り、復職に向けた手続を進めるように伝える。
⑤ Aの同意を得て、B が産業医にこれまでの経緯を話し、必要な対応を協議する。

 

多職種を知るには、 その職種の国家試験を解くのが一番!という勝手なモットーのもと、しばらく公認心理師試験の過去問を解いていきたいと思います!

 

今回は、産業医と心理師さんの関係性についてですね!

正解は④と⑤になります。

 

一つ一つ選択肢をみていきますと。

① AとBで復職に向けた準備を進める。

→これは、素人の自分からしたら一瞬正解のように思えたのですが、国語的なひっかけ選択肢ですね。「A(患者)とB(心理師)で」という部分が誤りで、産業医や人事担当者など多くの人で連携して行うのが正しいということのようです。


② Bが主治医宛に情報提供依頼書を作成する。

→これは誤りですね。情報提供書を作成するのは産業医もしくは、産業医がいなければ、会社の担当部署の方が作成するようです。

 

③ Aは職場復帰の段階となったため相談を打ち切る。

→これは、明らかにダメですね。復帰後もサポートしていくことが大切ですね。


④ Aが自分で人事課に連絡を取り、復職に向けた手続を進めるように伝える。

→これが意外に正解でしたね。「自分で人事課に連絡を取り」というのが間違っている感が漂っていたのですが、あくまでも復職をするのは本人なので、手続きをするのは本人という解釈のようです。


⑤ Aの同意を得て、B が産業医にこれまでの経緯を話し、必要な対応を協議する。

これは文句なしの正解ですね。特に「Aの同意を得て」というのが重要ですね。

 

はじめて、公認心理師の過去問を解いてみたのですが、結構国語力が問われる試験なんだなーという印象を受けました💦

医師国家試験は、検査値の異常など、客観的にわかりやすい指標を見つければ自信を持って正答を選べるので、前提知識さえあれば医師国家試験の方が解きやすいなという印象を受けました<m(__)m>

 

あとはAとかBとか、登場人物をアルファベットで表現するのも新鮮でした!

産業医科大学で初期研修をすれば、永年資格が得られる!

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ちなみに、今回登場した産業医ですが、取得には医師国家試験を取った後に一定期間講習を受ける必要があります。

 

詳細は以下のような要件になっていますが、簡単に言うと、医学部を卒業後に、年に一回産業医科大学で行われる夏季集中講座を受講するか、各都道府県の医師会が実施している講習会を受講することで産業医の資格を得ることができます!

 

産業医の要件

産業医となるための要件としては、医師であることに加え、労働者の健康管理等を行うのに必要な医学に関する知識について厚生労働省令で定める要件を備えた者でなければならないとされています(労働安全衛生法第13条第2項)。

具体的には、以下のとおり規定されています(労働安全衛生規則第14条第2項)。

  1. 労働者の健康管理等を行うのに必要な医学に関する知識についての研修(※)であって厚生労働大臣が指定する者(法人に限る。)が行うものを修了した者
    (※)現在、①日本医師会産業医学基礎研修、② 産業医科大学産業医学基本講座がこれに該当します。
  2. 産業医の養成等を行うことを目的とする医学の正規の課程を設置している産業医科大学その他の大学であってその大学が定める実習を履修したもの
  3. 労働衛生コンサルタント試験に合格した者で、その試験の区分が保健衛生であるもの
  4. 学校教育法による大学において労働衛生に関する科目を担当する教授、准教授又は講師の職にあり、又はあった者
  5. その他厚生労働大臣が定める者(現在、定められている者はありません。)

 産業医の要件

 

この産業医の資格、結構人気でみなさん取得しようとするのですが、案外更新が大変なようです。医師国家試験の場合は、現状一度取得すれば更新の必要はないのですが、産業医の場合は5年ごとの更新が必要です。

 

取得したのはいいものの、結局更新できずに失効するというパターンもあるようですので、更新手続きも考慮して取得をした方が良いかもしれません。

 

ちなみに、案外知られてないのですが、産業医学の専門家を輩出する産業医科大学の卒業生は、取得後一切更新が不要の「永年資格」が得られるようです!

まぁ、6年間勉強しているので、それくらいのメリットはあっても良いのかもしれませね!

さらに、驚きなのが、他大学出身者でも産業医科大学で初期臨床研修を行い、その期間に数ヶ月の産業医研修を行った場合は、例外的に産業医の永年資格が得られるそうです!

この事実は案外知られていないので、産業医一本で考えている方は、初期研修を産業医科大学で行うのもありかもしれないですね!

 

自分の場合は、産業医学に興味があるものの、まずは精神医学の一般診療を学びたいので、産業医の取得はしばらくはないと思います。

 

次回以降は、もう少し医学っぽい問題を解いてみたいと思います。

 

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